2010年8月2日月曜日

糸切り歯(犬歯)の後ろに生えている歯を、臼歯といいます。臼歯は、大きくがっしりしており、咀嚼能力も大きいことが特徴です。臼歯のうち後方の3本が大臼歯ですが、最初に生えてくるのが第一大臼歯です。生え始めは小学校入学前の6歳ごろで、「六歳臼歯」のニックネームで呼ばれています。 六歳臼歯は大人の歯並びを決める「軸」 臼歯の働きは、食物をすりつぶす、噛む、砕くです。これがしっかりしていないと、満足な食事ができず、栄養の摂取や成長に問題が生じます。 また、大人の歯は、この六歳臼歯を生える場所の基準として生えてきますから、途中で虫歯になって抜けたりすると、他の歯の歯並びがおかしくなります。 お子さんをきれいな歯並びの永久歯に育てたければ、この歯を虫歯から守ることが大事です。六歳臼歯が生えたら、ぜひかかりつけの歯医者さんに定期的なチェックを受けるようにしましょう。 六歳臼歯は虫歯になりやすい 臼歯は、食品を砕いたりすりつぶしたり働きをするために、てっぺんにたくさんのきざキザした溝がはいっています。六歳臼歯が生え始めたころの子供は、成長が激しいこともあって食事以外にも食べ物を口にする機会多く、しかも甘いものをほしがる時期でもあります。食べたものは、生えたての臼歯の溝につまり、歯磨きもヘタなためそこから虫歯が始まってしまいがちです。虫歯になりやすい条件を備えた六歳臼歯の寿命は、40年といわれます。この寿命がどれだけ延びるかは、お母さんと歯医者さんの協力にかかっています。 小児歯科/六歳臼歯は虫歯になりやすい 守ろう六歳臼歯 六歳臼歯が生えたら、虫歯がなくても歯医者さんを受診しましょう。正しい歯の磨き方、仕上げ磨きの方法などの指導を受けましょう。信頼できる歯医者さんを見つけ協力関係を築くことが、この歯を虫歯にしないコツです。お子さんのお口の虫歯危険度に応じて、適切な間隔で定期的なチェックを受けるようにしましょう

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